土について

 土の性質について考えます。土の粒は様々ですが、

砂・シルト・粘土がそれぞれ何%あるかという粒径組成で

分類したものを土性と呼んでいます。



砂が約70%、シルトが約10%、粘土が約10%の交点が

SL(砂壌土)になります。

砂が約50%、シルトが約20%、粘土が約30%の交点が

CL(埴壌土)となります。

 造園工事では砂土(S)−砂壌土(SL)−壌土(L)−

埴壌土(CL)−埴土(SC〜Lic)の5つに分類していて

砂壌土〜埴壌土までが植栽に適していると考えられています。
 

土について

 土の中には個体(土)液体(水)気体(空気)が含まれて

います。これを容積比で何%占めるかを示したものを

三相分布といいます。グッド

 畑や果樹園では、固相50%・液相25%・気相25%

程度が作物の成長にとって良いとされています。液相と

気相を合わせた量を孔隙率(こうげきりつ)といい、この

率の高い土は柔らかく透水性も良いです。植物孔隙率は

植物の生成にとって重要な率で、低いと土が硬くなり根が

張りにくくなり、高すぎると根腐れという事も考えられます。



 

土について

 土とは何か?土の意味を定義することは、その分野で異なる

という事を前回では述べました。ここでは造園に関わる一人として

植物の育成に適した物質と定義しました。

 では土は何でできているか?

 土とは母材が長い年月をかけて日光や温度変化などの物理的作用、

水による物理的科学的作用、生物による様々な作用によって風化・

変質させられて生成したものであるので、粒の異なる個体から

できているのです。

 分け方も学会によって違う基準はありますが、ここでは大まかに

分類してみます。

礫・2mm以上 粗砂・2〜0.2mm 細砂・0.2〜0.02mm
シルト(微砂)・0.02〜0.002mm 粘土・0.002mm以下

とされていて、土の中はこれらが混ざっているのです。グッド

 また、土の中には個体だけではなく液体と気体も存在しています。この

水と空気は植物植物の生成だけでなく、花生物に重要な働きをしています。

土について

 花崗岩がと呼ばれる細粒の状態に変化するまで、およそ百万年の

年月が必要であるといわれています。土はもともとは岩石でした。

 土には二つの顔があります。1つは生物を育てる土で「土壌」と

呼ばれています。「土」という漢字は、地中から植物の芽が出た形を

表したものといわれています。

 2つ目は、構造物を支える土、またはそれ自体が構造物となる土で

「土砂」とか「土」と呼ばれています。

 1つ目の土壌を研究する学問を「土壌学」といい、2つ目の方面の

研究をする学問を「土質工学」といいます。土壌学は農業・林業が関与し

土質工学は土木・建築が関与しています。

 同じ「土」という事なのに二つの学問には共通点が少ないです。しかし、

両方の「土」を知らなければ仕事ができない唯一の業種が造園と言えます。

 
 上記のように土の意味を定義することはなかなか難しいことでもあります。

 土木では岩盤上の全崩壊物を土と言い、土壌学者は地表の物理的科学的変化が

行われている層を土と言っています。しかし、農家や園芸家は植物の根が密に

張っている地表の層を土と言っています。

 造園に携わる一人として、「土とは母材が長い年月をかけて日光や温度変化

などの物理的作用、水による物理的科学的作用、生物による様々の作用によって

風化、変質させられて生成したもので、植物の育成に適した物質」と定義したい。

 

ピンコロ石

 御影石でよく使われる大きさは、9儚僂離團鵐灰軅个任后

4.5僂稜物や、19僉Γ横広僂箸い辰殖加掛け・3丁掛け

と長いものもあります。

 色は、白・ピンク・サビ・黒・緑・グレーなどがあります。

自然石を手割したもので、組み合わせが自由なことや安価な

ことがメリットです。花壇の縁取りや階段に使います。


手前と奥の花壇に使用


水栓注の縁取りに使用


3丁掛けのグレー色のピンコロ石です

石工事の歴史

 石工事の歴史3回目、最終回です。

江戸時代
 徳川幕府は、石材の採取運搬や築城の工事を命じ、江戸城・
二条城・名古屋城等の大修築を行った。
 石造アーチ橋が多く造られるようになり、諸大名によって
回遊式庭園が築庭された。

明治時代
 建築ではレンガや石造の庁舎・銀行・商業ビルなどの耐火
建築が表れ、土木では皇居二重橋・日本橋・心斎橋を造るまでに
なった。路面電車敷石や石積擁壁などの石材利用が高まった。

大正時代
 大正12年の関東大震災において石造建築の耐震性が問われ、
建築の法的規制を受けてから、石材は主要構造に用いられなくなり
鉄骨造・鉄筋コンクリート造の外壁に張石として使用されるように
なった。

昭和時代
 博物館や会館の外壁に張石としてさらに多く使われたが、戦争の
敗戦を機に、鉄道・道路・橋梁などの整備が進むにつれて
コンクリートや二次製品が多く使用されるようになった。
 公園の舗装・縁石・土留めなどの施設に石材が使用され、公共
造園の池や流れにも日本庭園的技法が使われるようになった。
 しかし、石材採取の労働者不足や採取規制により国内産の石材
使用量は減り、海外からの石材・石造品の輸入が増えた。

平成時代
 昭和の時代に個人庭園でも自然石組や石積を多く造るようになったが、
その家の次世代に変わるころから庭を処分傾向が多くなった。樹木や
石材のやり場に困っている時代になったともいえる。
 公共庭園では安全性が重視され、ほとんどの場所で自然石を設置する
工事は見かけなくなった。


日本には、木の文化だけでなく石の文化があり、石工事の技術者が
それを守ってきたが、現在は石工事に従事する技術者と後継者不足が
深刻化している。石の文化の継承と発展は危うくなっていると言える。

石工事の歴史

 石工事の歴史の2回目です。今回は平安時代からです。

平安時代
 凝灰岩質の岩壁に磨崖仏(まがいぶつ)という彫刻が各地で
作られました。墳墓の上に石塔を建てる習わしができ、供養塔と
墓石を兼ねていたと考えられます。
 灯篭では、花崗岩で造られたの柚木型灯篭が残っています。
自然石の使用は「作庭記」という庭園の秘伝書に記されています。

鎌倉時代
 花崗岩や安山岩の硬質石材の加工ができるようになり、石大工
という職能的地位が確立します。
 五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)が多く造られ、石造品の
原型が出そろった時代です。笠塔婆・板碑・水鉢・石標などもこの
時代につくられています。

室町時代
 日本化した狛犬が神社に姿を見せたのはこの頃です。
 禅宗寺院の庭園では枯山水が多く作庭され、自然石や砂を使用して
抽象的な創出までに発展しました。

桃山時代
 織田信長や豊臣秀吉らによって巨石を使うことが増えた時代で、
大阪城が代表的です。築庭には豪華な石組がなされましたが、
対象的に「わび」を求めた茶庭も増えた時代です。
 敷石・飛び石・蹲踞・手水鉢・燈籠なども庭に使用されていきます。

今回はここまで!次回は江戸時代からです。


 

石工事の歴史

 石は生活と密着しており、生活の道具・墓などによる信仰の対象

として・建築・土木・造園資材として使われてきました。

時代によっての使われ方を見てみましょう。

縄文時代
遺跡から出土しているものは、黒曜石のような堅固な材質で作られた
石斧や石刃があります。石と石で打ち欠いて鋭利にし、生活の
道具として使っていたと考えられます。

弥生時代
鉄器の技術が伝わったこの時代では、石彫工具として鉄ノミが使われ
削穴や研磨の技術も加わって、農耕用の石鍬・石鎌・石包丁が
作られています。装身具の勾玉が作られたのはこの時代です。

古墳時代
古墳が多く造られたこの時代では、石室の石積や石棺が作られています。
神を信仰することが盛んとなり、神社の原型ともいわれる石神や磐座
(いわくら)・磐境(いわさか)が出現します。

飛鳥時代
仏教の伝来と共に寺院建築が盛んになり、飛鳥寺・法隆寺などが
建立されます。地覆石・雨落の玉石敷・回廊の礎石・玉石敷の参道などに
石の利用が見られます。

奈良時代
都市という形態が出現し、宮殿などには礎石が多く使われ、切石として
加工された石材も見られます。石造品は、層塔・石灯篭・石碑・石仏などが
唐の影響を受けて作られています。凝灰岩質の軟岩を使ったものが多く、
風化しやすいため残っているものは少ないです。


今回はここまでグッド次回は平安時代からの時代を見てみましょう見る

石材の品質

 石材の品質は、その欠点の有無で評価されます。欠点についての用語が

日本工業規格(JIS)で定義されています。
 
そり 石材の表面及び側面における曲がりをいう。
き裂 石材の表面及び側面におけるひび割れをいう。
むら 石材の表面の部分的な色調の不ぞろいをいう。
くされ 石材中の簡単に削り取れる程度の異質部分をいう。
欠け 石材のみえがかり面のりょう角部の小さい破砕をいう。
へこみ 石材の表面のくぼみをいう。
はん点 石材の表面の部分的に生じたはん点状の色むらをいう。
石材の表面及び側面に現れた穴をいう。
しみ 石材の表面に他の材料の色の付いたものをいう。

 この欠点のほとんどないものを一等品とし、多くなるにつれ二等品

三等品と位置付けてあります。

 また、土木工事ではこれらを欠点として扱い排除することがありますが、

造園ではこれらを修景的な視点から認め使用することがあります。それは

欠点ではなく、石材の個性であり、石材本来の味として見る考え方をするからです。

 

岩石の分類(その2)


1.火成岩
_嶽彰
鉱物の結晶粒がはっきりしているのが特徴で、地球上にもっとも多く存在する
岩石です。硬質なため風化に強く耐久性にもすぐれているので、土木建築資材として
使われます。色は白・ピンク・赤などがある。

∩緑岩(せんりょくがん)
花崗岩と同じく緻密で硬質ですが耐火性に劣る。加工材は黒や緑褐色を呈するので、
黒御影といわれ墓石などにも使われます。

0損慨
日本では多く産出する岩石です。硬質で耐久性・耐火性に優れているが、板状節理が
発達している。鉄平石や張石が代表的です。

じ蕊雋
柱状で産出され緻密で硬質です。黒色や暗灰色で四角・六角の断面をもつ柱状節理がある
六方石が代表です。

2.堆積岩
ゞ迭ゴ筺覆ょうかいがん)
灰・砂などが堆積した岩石で塊状をなし、白・淡灰・緑灰色のさまざまな色がある。
耐火性に優れていてブロック塀に多く使われる大谷石が体表的です。

∈輯
砂利や砂が堆積して硬化した岩石で、凝灰岩同様吸湿性が高く風化に弱いのが欠点です。

3.変成岩
〃訃淑甸
四国の伊予石が代表的で、深緑色や淡緑色の縞模様を呈している。片状石理が発達し、板状や
葉状に剥げる性質がある。

大理石
耐火性・耐酸性に劣るが、緻密で硬質で磨くと美しい光沢を出します。外国産も多く
建築の内装材として多く使われている。

 

庭石.COMブログMENU

NEWS&TOPICS

QRコード

qrcode
携帯の方は
こちらからどうぞ。

庭石 通販の庭石.COMオフィシャルサイトへ

ATOMRSS